防災グッズの必需品となったモバイルバッテリーについて災害時の取り扱い方をアンカー・ジャパン株式会社様にお伺いしました!

災害に関する情報収集や被災時の連絡など、身近ながらも重要な防災グッズの1つとしてのスマートフォン。また、スマホを使い慣れるほどにバッテリーの残容量を気にする機会も増え、モバイルバッテリーを持ち歩くようになった方も多いと思います。

防災上の観点からもモバイルバッテリーがあれば、より長期間利用が可能になる事で被災時の窮地・混乱からもより脱しやすくなります。とはいえ、そんな心強いモバイルバッテリーも取り扱いを誤れば発火事故に繋がったり、いざという時に役に立たなくなってしまう場合が出ます。

今回は、2016年度で既に累計販売台数は1500万台を超えたモバイルバッテリーのメーカーで有名なアンカー・ジャパン株式会社 瀧口様に話をお伺いできました。

モバイルバッテリーの防災上のニーズについて


Question.
過去の災害(国内外問わず)でバッテリーを供給された実績や、災害時に得られたデータより判明した防災上のニーズなどについてはどう捉えていますか?

Anker Japan 瀧口様.
今はスマートフォンが日々の生活の中で大きな役割を担っているため、一種のライフラインになっている方も多くいらっしゃると思います。先の東日本大震災でも事実、SNSを通じて家族やお友達と連絡を取られたり、情報収集をされた方がたくさんいらっしゃいました。

万が一の備えとしてモバイルバッテリーをご準備いただくことで、より長時間ご家族やご友人とコミュニケーションが取れたり、情報収集ができるようになるため、不安や心配は確実に小さくすることができます。

また、被災者だけでなく救助者側も被災地では電源供給が必要になるケースが多いため、双方にとってモバイルバッテリーは備えていて安心のアイテムになると思われます。なお、モバイルバッテリーだけでなく、ケーブルと合わせてご準備いただけると対策としては万全です(※ただし、モバイルバッテリーもケーブルも今は「安かろう、悪かろう」の粗悪な製品も市場に多く出回っているため、価格だけではなく、品質面をしっかり確認して納得のできる製品をご購入ください)。

モバイルバッテリーにジップロック等へ入れてもOK?


Question.
モバイルバッテリーを水濡れや水没から防ぐために、気密性の高い袋などへ長期間保管していても問題ないでしょうか?

Anker Japan 瀧口様.
製品を保護するために気密性の高い袋で保管すること自体は可能です(※ただし、気密性の高い袋で保管されている間の状況がわからないので(暑さで熱がこもってしまったり、汗をかいてしまう等)、可能ですが100%問題ないと断言することは弊社として出来ません。弊社製品は、保管という意味では乾燥状態で常温環境においていただければ十分です。)

被災者同士が電力を分け合うような事は可能?


Question.
例えば御社のモバイルバッテリーから、他社のモバイルバッテリーなどへ充電するような事は可能ですか?

Anker Japan 瀧口様.
可能ですが、要注意の点が一つあります。モバイルバッテリーは放電転換率の関係で、電源電量を他の端末へ転換する時にエネルギーは一部ロスして熱などへ転換することになります。そのため、他のモバイルバッテリーへ充電して、その後端末へ充電することにしたら、電量のロスが大きくなり、最後として使える電量が少なくなります。

被災時に需要が増大!USBハブで分岐するのはアリ?


Question.
モバイルバッテリーが出力できるUSBポート数が1つしかない製品に対し、USBハブなどを用いて電源タップのように分岐して使うことは可能ですか?

Anker Japan 瀧口様.このような使い方はお勧めではありません。可能であれば、マルチポート付きのモバイルバッテリーを用意することがお薦めです。今流通しているモバイルバッテリーの中に出力側で保護対策が入っていないものがあり、USBハブを用いて分岐して使うと、モバイルバッテリーが過放電になってしまうことがありえます。

モバイルバッテリーの保管期間の目安はある?


Question.
防災グッズという視点では非常食のように5年後・10年後の状態が気になってくると思います。御社のモバイルバッテリーは10年という長い期間、保管・利用した場合でも動作動作としては特に問題はないでしょうか?

Anker Japan 瀧口様.
保管環境や使用状況によっても異なってくるため、一概にお答えができません。非常食も賞味期限等の確認を定期的にされると思いますので、そのタイミングでモバイルバッテリーの動作確認やバッテリー残量の確認を行っていただくことをお勧めいたします。

販売実績数から見てバッテリー容量はどれが主流に?


Question.
御社のモバイルバッテリーの容量は大きく分けて、3000mAh~、10000mAh~、20000mAh~、と3種にわけられていますが、2018年の時点では販売実績数として各容量、どれくらい占めていますか?また20000mAh~の製品も増えていますが、スマートフォンやタブレットなどの端末利用についてヘビーユーザーが明らかに増えている、という傾向はやはりあったりするのでしょうか?

Anker Japan 瀧口様.
具体的な各容量の販売実績は公表しておりませんが、現在人気が高いのは、コンパクト&軽量で持ち運びに便利ながら、一度の本体充電で約3~4回スマートフォンを充電できる10000mAh帯のモバイルバッテリーです。

使用頻度(ヘビーユーザーかどうか)についてはわかりかねますが、20000mAh帯を選ばれる方は、スマートフォンやタブレット等複数デバイスをお持ちの方、またMacBook等のノートPCへの充電を念頭に置かれている方がいらっしゃいます(ノートPCの充電にはスマホよりも大きな電力を必要とするため)。

充電には適さない発電機はある?


Question.
災害時の緊急用の電源としては様々な製品が流通していますが、モバイルバッテリーの充電元としては仕様上、使わないほうが良い発電方式や製品タイプはございますか?(充電自体ができなかったり、製品を傷める可能性がある等)

Anker Japan 瀧口様.
ブランドによって製品の設計や仕様が異なってくるため一概にお答えができません。ただ、弊社のPowerhouseは急速充電USBポート付きなので、モバイルバッテリーへの充電に対応しております。

当サイトより:
最後に、御社で当サイト上でお伝えできることがあれば、是非、宜しくお願い致します。

Anker Japan 瀧口様.
非常持出袋に入れて備えるのであれば、軽さや大きさだけでなく、充電可能な回数にも注目してご選択いただくことをお勧めします。一般的に、充電可能回数はバッテリー容量に比例します。ただし、バッテリー容量が大きくなると、サイズや重さも増します。弊社製品ですと、5,000mAh程度ならスマートフォンの充電は1~2回分、10,000mAh帯で約3~4回、20,000mAh帯で約5~6回が目安です。

ご家族やお友達と一緒に共有することも考えると、充電ポートが複数あった方が利便性が高いと思いますので、サイズ・大きさ・性能のバランスを考えると、10,000mAh帯で複数のUSBポートを備えているモデルが使いやすいと思います。弊社の10,000mAhのモバイルバッテリー(「Anker PowerCore 10000」など)ですと、卵3つ分程度の軽さなので女性でも負担なく、お持ち運びになれます。

ちなみに、「Anker PowerHouse」というポータブル電源もご用意しております。災害対策では、実はこの製品をご購入になる方が多いです。「Anker PowerHouse」は、12Vシガーソケット、ACコンセント、4つの急速充電USBポート(PowerIQ搭載)を備えており、幅広い機器、家電へ充電することができます。ノートパソコンなら約15回、キャンプ等アウトドアで利用するような小型の冷蔵庫も充電できます。

アンカー・ジャパン株式会社様 被災地支援例:
平成28年熊本地震被災地への、AC / DC / USB出力を備えたポータブル電源「Anker PowerHouse」の無償提供について

ページ上部へ戻る