防災グッズを入れるバッグの選び方!防災用のカバンやリュックはどこまで役立つ?

災害発生時、どのようなバッグを選択すべきか。防災グッズのセット品についてくるバッグは役立つか?

防災グッズを入れるバッグに、耐火性や難燃性は有効か?

防災グッズのセット品によく見られる耐熱性の高そうな銀色のバッグ。火炎に強い!となんとなく安心感の出るバッグに様々な防災グッズが入れられて販売される事が多いのですが、バッグが焼け焦げるような家屋の状態で、果たしてバッグを取りに行けるものでしょうか?また決死の覚悟で取りに行くべきでしょうか?

バッグに燃え移りかねないような地域を駆け抜ける必要が出たという最悪な状態だったとしたら、10~20kgもあるような防災グッズのバッグなんて気にせず、有毒な煙や火炎に晒される時間を最小限にする必要があります(バッグから脱出に役立つものを即用意するような・・・レスキュー隊や消防士といった本職並の冷静さや実行力があるなら別ですが)。

なので、防災グッズを入れるバッグとして難燃性素材で火炎への対策を検討するくらいなら、消火器の用意、火災報知器の設置、難燃性の寝具や家財、普段からの燃えやすい製品の排除、老朽化した家電の点検、住宅設備や建材の再検討、といった火災そのものへの総合的な備えが重要になってくると思います。

消防士が着る銀色の防火服で頼もしいイメージが頭に浮かびますが、バッグだけ耐火性や難燃性を高めてもその恩恵は薄いため、防災グッズを入れるバッグとしては、水害時や雨天時を想定して防水性にフォーカスして対策を進めるほうがメリットは大きいでしょう。

増える豪雨災害、不意の雨天。撥水性バッグなら大丈夫か?

撥水機能は水を弾く加工が施された素材なので多少の雨であれば、バッグの表面に丸い水玉ができて弾いている様子が見られます。ただし、撥水能力もピンキリで、豪雨レベルだと撥水能力を超えて水がしみ出してきたり、撥水素材が一部しか使われてなかったりするとファスナーやらサブポケットが水びだしになっている事も。

また、バッグの形・デザインによっても撥水性が意味をなさない場合があります。例えばファスナーの両サイドがきっちり閉まらないデザインや、フタの留め具も、ボタンタイプ、紐で縛るタイプといったものです。風雨にさらされると傘が意味をなさないように雨の粒が色んな方向から吹き込むため、バッグの隙間から雨水が浸入してしまいます。

高性能な撥水素材を採用しつつ内部への浸水もがっちり防げるバッグは高価になりがちですので、防水バッグを選択する手があります。防水バッグは最近は通勤用のバッグパックタイプとして採用され始めていますが、元々はアウトドア用としてダイビングバッグ、ビーチバッグ、ツーリングバッグなどがメジャーです。持った感じは、しなやかな素材というより、ちょっとゴワついた感じです。

防水バッグは汚れにも強いため、地面が泥水のような場所でも全く染みこむことなく簡単に拭き取れ、製品によっては気密性も高いので水没させても浮き輪になってくれるほどです(ここまでのものだと、さすがにデザイン性もなくなってきますが)。

防水バッグをすぐ用意出来ないという場合は、応急措置としてバッグを厚手のビニールを被せたり、レインコートやポンチョ内へしまい込んで行動。また、内部の防災グッズに対してはバッグから浸水してくる事を前提にそれぞれジップロックなどで防水を確保しておけば水損から免れることが出来ます。

両手が空くバッグパック(リュック)タイプがやはり最適?

とっさの動きに対応できるよう、また高低差がある場所でも動きやすいように両手が空くバッグパックは向いています。夜間にライトを持つにしても同じ理由でランニングライト、ヘッドライト、クリップライトのような照明を身につけるタイプが使い勝手が良いです。

ただ、ちょっと走っただけでバッグパックが左右にぶんぶんと派手に振られていたり、ベルトや背中のあたりがきついものだと疲れやすくなるので分量に応じて背負い方やチェストベルトの追加をしたほうが長時間の活動を助けてくれます。

バッグパックでなく、ショルダーバッグやボストンバッグみたいな形状しか手元になくても斜めがけ(たすき掛け)で両手は空きますが、中身が10~20kgもあるとバッグがやはり振られ気味になるので体勢を崩さないよう注意が必要です。

ここまでは大人一人ずつの話ですが、もし大人2人・子供2人という家族1グループで動くような場合も考えると子供に重いバッグでは負荷が掛かりすぎるので、大人側がバッグ容量を稼ぎつつ移動時の負荷を軽減できるキャリーバッグに切り替えたり、重量物でも動かしやすいキャリーカートを追加して動く方が適している場合もあるでしょう

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