【写真32枚】解体前の建物を使って、隊員への突発事態対応も含めた深夜の消防訓練レポート

宝塚市にある勤労市民センターが元々は耐震補強工事予定だったものの、老朽化の進み具合で費用対効果などの面から建物解体へと切り替わったため、解体直前に深夜の消防訓練が実施されました。

訓練は参加者に内容をお知らせないまま進めるブラインド形式で実施。調理室から出火し、柱の陰にはよく確認しないと見過ごしてしまう要救助者がおり、さらにはいきなり250 kgの大型家具が倒れて要救助者を捜索していた隊員が巻き込まれて行動不能に陥ってしまう突発事故などのシナリオが含まれました。

現場環境も解体前の建物のため、非常照明を含めた全ての照明が外されており、深夜に実施された訓練のため非常に暗く、さらに火災によって発生した濃い煙を再現するために演出用の煙(防災訓練に使われる無害な白煙発生装置)を充満させており、人工的にとはいえ最も煙の濃い場所では手を伸ばした指が見えないほど。また濃い煙のため多少の照明でも散光してしまい、視界の確保が困難になっています。

柱の陰にはよく確認しないと見過ごしてしまう要救助者
出火場所となる2Fの調理室。2Fの視界はほぼありません。
指揮本部の設営状況。
1Fから進入する小隊、非常階段から2Fへと進入する小隊へと分かれます。
1Fは煙の充満はなく、工事現場の明かりは入りますがやはり暗いです。
2Fへ続く踊り場で煙の中へ入っていく隊員をサポート体制を整えている様子。
2Fは手を伸ばした指が見えなくなるほど濃い煙で充満しています。
写真の左側は調理室の火元がうっすらと見えています。火元は金属製の容器で実際に火をつけて実火災のような見え方を再現。
2Fのテラスから見下ろした様子。1Fの非常階段から登ってくることが可能。
非常階段から2Fへ進入する小隊の様子。すでに入口の扉の時点で煙が充満。
2Fテラスから出火元の調理室の状況。建物の一室が派手に燃えているように見えますね…
重量250kgの棚が落下、隊員が巻き込まれるエリア。訓練管理者が付近を捜索していた小隊を捕まえて行動不能判定として移動不可となります。
が、行動不能になっても指揮本部などへ異常を知らせる装備品があり、別の小隊が二次災害に遭った小隊をすぐに救出へ。
実際に250kgの棚を落とすわけにはいかないので、訓練前に上記のような部材が部屋へ搬入されていました。
会議室で二次被害に遭った隊員を廊下へと移動させる別小隊の隊員。
訓練後のフィードバックミーティングが行われていました。
宝塚市消防本部の皆さま、訓練お疲れさまでした!

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