地域住民の訓練参加率も高く、大人数の水防団で仮設橋設置も。岸和田市総合防災訓練レポート

集団避難訓練の列は幼稚園児を真ん中にして、その両脇に小学生が見守る形で進行。バックパックなど持ち出し袋は背負っている様子は無かったが、帽子と水筒を所持した状態で参加。

南海トラフの巨大地震(M9.0)により岸和田市において震度6弱、道路、電気ガスなどインフラ関係への被害も相次ぎ、大津波警報発令により住民の集団避難が必要となったという想定で実施されました。

第41回岸和田市総合防災訓練の入口、受付近辺。南海トラフの巨大地震の被害を受け、住民の集団避難、救助・消火活動、インフラの復旧など総合的な訓練が岸和田市の岸和田競輪場第4駐車場(磯上町1丁目)で実施された。防災訓練前の会場の様子。会場自体は市街地にあり、白いテントにて避難訓練に参加する多数の住民の姿も見る事が出来る。防災訓練会場に設置された仮設トイレ。洗面所も併設されている。気温も高かったため、洗面所の水でタオルを濡らして冷やす方もしばしば。訓練会場は競輪場の駐車場を使用、ご覧の通り市街地の中にあります。会場内の仮設トイレには洗面所も併設。

訓練会場へ進入する手前にあたる待機位置から撮影。多数の住民が集団避難訓練へ参加。集団避難訓練の列は幼稚園児を真ん中にして、その両脇に小学生が見守る形で進行。バックパックなど持ち出し袋は背負っている様子は無かったが、帽子と水筒を所持した状態で参加。人数にして数百人にはなりそうな地域住民による集団避難訓練。岸和田市のような地域住民の参加率が高い訓練の背景には、日頃の交流などにも現れていそうです。幼稚園~小学校まで多くの地域住民が参加、避難訓練の列は幼稚園児が真ん中に、その両脇に小学生が見守る形を取っていました。防災訓練と言うと近年では同じ週末に開催されていても高齢化が目立ち、消防士の意見発表会でもそれは実感している事だと述べられていましたので、岸和田市のような地域住民の参加率が高い訓練の背景には、日頃の交流などにも現れていそうです。

消防ヘリ「おおさか」による救助救出訓練。近くのマンションの屋上を利用し、すぐ近くまで飛来。消防ヘリ「おおさか」による救助救出訓練も近くのマンションの屋上を利用。

岸和田市消防本部の各車両が訓練会場へ。特別救助隊(レスキュー隊)などを乗せた車輌が土煙をあげつつ侵入。岸和田市消防本部の感染防止衣を着用した救急救命士が救急資器材をストレッチャーに乗せて駆けつける様子。岸和田市消防本部のレスキュー隊(特別救助隊)による車輌に閉じ込められた市民の救助訓練を展開。大型救助器具である油圧式のスプレッダー(ウエッジ)を差し込んで、ドアの解放を試みています。また、岸和田市のレスキュー隊のユニフォームは他の地域と違って特徴的な字体を採用。岸和田市消防本部による活動。レスキュー隊のユニフォームの背中に「岸和田」とありますが、他の地域と違って字体(フォント)が特徴的。

岸和田市の多数の水防団員がトラックの荷台へ10人ずつ乗り込んで訓練会場へ入場。岸和田市の水防団が対応現場まで駆けつける様子。水防団の入場。水防団の訓練では土のうを急ぎで作ったり、堤防の法面保護や越水防止などの目的で様々な工法が実施されますが、岸和田市の今回の訓練では、、、

岸和田市の水防団が仮設の橋を構築を開始。基礎的な土台だけは用意されていましたが、他の部分は別の場所から資材を搬入して対応スタート。仮設橋を組み上げ中。被災時には電動工具や細かな加工は難しいこともあり、組み上げにはよりシンプルな手法で進められていました。水防団が仮設橋を組み上げ中。他の団員と協力して番線(鉄製の太い針金)で固定中。仮設橋が組み上げ始められ、

岸和田市の水防団による仮設橋が完成。進入口と退出口には土のうが設置されています。水防団が組み上げた仮設橋の中間部分を横から撮影。仮設橋には多数の「かすがい」が打ち付けられ、がっちりと固定されていました。仮設橋の土台、支柱近辺。番線(鉄製の太い針金)と「かすがい」による固定状況がよく見える。岸和田市の水防団が組み上げた仮設橋の全体像。人間程度なら充分渡れますが、軽自動車などどれくらいの耐荷重があるのかは不明。番線(鉄製の太い針金)、かすがい、釘など用い無事完成。水防団の訓練で仮設橋の設置までするのは全国的にも珍しいのではないでしょうか。

水防団による土のう作成状況。多数の水防団員が参加しており、大量の土のうがどんどん運ばれていきます。各水防工法の設置を始める水防団員の方々。木製や金属製のくいを大ハンマーで差し込んでいき、柵へと連結してきます。水防工法の進捗状況。柵の設置が終わり、土のうを踏み固めつつ高く積んでいきます。水防工法の一つ、築廻し工のパーツを作成している様子。柵に用いる竹に切り込みを入れて木槌で一気に割り、竹の節も取り除きます。土のう作り、各水防工法も順調に進み、

水防団による各水防工法が完了。木製の柵に土のうを5段積んだもの。堤防からの水のあふれ(越水)の対策に用いられる。水防団による長い木製のくい打ちと土のう積みを組み合わせた工法。堤防の斜面崩れに対応。くい打ちと土のう積みを組み合わせた工法の裏側。高さだけでなく、分厚く積まれているのが確認できる。岸和田市水防団による竹が編み込まれた築廻し工。堤防の斜面崩れに対応。今回は竹を使いましたが、いつでも竹を用意できる訳ではないので他の部材も用意されているそうです。築廻し工の裏側。竹の柵に寄って撮影。こちらも土のうが厚めに積まれています。こちらも完成。竹が編み込まれたタイプは築廻し工と呼ばれ、堤防の斜面崩れへの補強として採用されるそうです。

消火器を用いた初期消火の訓練。実際に火を着けた状態で実施され、水消火器でなく粉末消火器で対応、なるべく実際の対応に近い手順で進められていました。初期消火の訓練の別エリアでは、巨大水槽から防火用バケツで汲み、住民参加によるバケツリレーを実施。初期消火の訓練ではお馴染みのバケツリレーも実施。

バケツリレーでの初期消火では追いつかない火災へと発展した家屋も発見という想定で岸和田市の消防団が参加へ。消防団による火災家屋への消火活動を実施。岸和田市消防団による消火活動。防火服を着つつ、泡放水を実施。地域住民参加のバケツリレーよる初期消火で追いつかない家屋では岸和田市の消防団が対応。

市長や関係機関代表者による講評にて岸和田市総合防災訓練は無事終了しました。市長や関係機関代表者による講評にて岸和田市総合防災訓練が無事終了、お疲れ様でした!

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